AN/ASB-19 ARBS
光学式角速度爆撃システム
機首先端に取り付けられたテレビカメラで攻撃目標を追尾し、自機と目標との角速度の変化を測定することで、パイロットに最適な兵装投下のタイミングを指示する。
AN/APQ-120
火器管制レーダー F-4用に開発されたレーダーシステム。長い系譜を持つが、ここでは割愛する。
CW照射能力を持ち、BVR戦闘が可能。
AN/APQ-159
火器管制レーダー F-5E用に開発されたAN/APQ-153の全面改良型。探知距離は当初の倍、平均故障時間も大幅に延長。F-5E等で採用されている。-1から-7までの改良モデルが存在する。(サブタイプの説明は、ここでは割愛)
AN/AWG-9
火器管制レーダー 米海軍のミサイリアー計画で開発された、当時としては超高出力・大型のレーダーシステム。ミサイリ アー計画の頓挫後は、F-111Bの中止を経てF-14Aに搭載された。最大探知距離は200kmを優に超え、TWSモードは最大で24目標を同時追尾、 うち6目標に対しAIM-54による同時攻撃が可能。更に、AWG-9専用規格で、リンク4Cの構築機能を持つ。1リンケージにつき、最大で4機までこの データリンクに参加でき、相互の連携によって驚異的な防空能力を形成する。但し、レーダー操作が非常に複雑である事から、専任のRIOを必要とする。前席 でも操作可能だが、通常は格闘戦に専念する。
パルス・ドップラーとモノパルスの2方式を使い分ける事が出来、モノパルスモードでは探知距離を犠牲にし、相手のビーム機動を無効化可能。
AN/APG-63
原型
F-15用に開発された、多モードパルス・ドップラーレーダー。空対空ミッションに最適化 されており、滞空モードの分解能効率を重視している。対地モードでは、グラウンドマッピングや慣性航法用ベロシティ、目視爆撃時のガイド表示が使用可能。 プログラムによるアップデートも対応しており、後から密集編隊の解析やTWS能力が追加されている。
v1
AN/APG-70の開発データをフィードバックした再設計型。探知距離の延伸やECCM能力強化を受けたもの。
v2
v1のフロントエンド部、機械式平面アンテナを、フェイズドアレイアンテナとしたAESA型。米空軍の一部F-15C/Dが装備。
v3
v2が非常に重く、高価な為、軽量化とコストダウンを図られた改良型。
AN/APG-65
原型 NACF(海軍航空戦闘機計画)の過程で開発された、多機能レーダー。同時期の AN/APG-66とは違い、最初からAIM-7の運用を大前提として(つまりBVR戦闘を主体として)設計されている。また、空戦モード中の同時8目標 追跡を当初から実現しており、より大型のAN/APG-63がアップデートで対応した事に対する、技術的進歩の象徴と捉えられている。
v2
米海兵隊のAV-8BハリアーU+に搭載されたモデル。これによりAV-8B+は全天候能力とBVR交戦能力を与えられた。アンテナ面が縮小されているものの、概ね同等程度の性能を有する。AIM-7やAIM-120の運用が可能。
GY
ドイツ空軍のF-4F ICEが搭載。ギリシャ空軍のF-4EもPI2000に改修される際に搭載されている。
AN/APG-66
原型 ACF(空戦戦闘機計画)で開発された、小型レーダー。当初は、対空・対地モードしかなく、TWS機能も持たず、CW照射能力も持たないシンプルなレーダーだった。
v1
米国州空軍のF-16ADF用に開発されたタイプ。CW照射能力を付加されて、AIM-7スパローミサイルの運用が可能となった。BVR戦闘対応モデル。
v2
原型に対する性能向上型。信号処理能力の向上、電波の高出力化、信頼性向上。捜索範囲はクラッター/ジャミング影響下において83kmに拡大。但し、v1の改良ではないので、v2にCW照射能力はない。
v2A
新型の信号処理装置により、処理速度7倍、メモリー容量20倍となった。更に、AIM-120の運用が可能。グラウンドマッピングモードの表示解像度が4倍となり、レーダーモードにTWSモードが追加される等、AN/APG-68初期型並に能力を引き上げられた。また、無線通信機を使ったナローバンド戦術データリンク装置、IDM(改良型データモデム)も組み込まれている。欧州のF-16採用4カ国に、MLU改修(F-16A OCU)が行われる際に搭載された。
v3
v2AにCW照射能力を加え、AIM-7やCW誘導を必要とする空対地ミサイル等も運用可能としたもの。中華民国空軍のF-16A/B向けと、米沿岸警備隊の麻薬密輸防止用P-3C改修機に搭載されている。
H
BAEホーク Mk.200に搭載されるタイプ。アンテナ面が小型化され、機能の一部に制限がある。CW照射能力なし。
J
航空自衛隊のF-4EJ改向け。CW照射能力の他、2つの対水上モードが付加された。
SEA1:周波数アジャリティによるクラッターの抑制を行う
SEA2:移動目標探知により目標を探知する 高クラッター時向け
NZ
ニュージーランド空軍のA-4Kが、カフ計画で改修を受けた際に搭載。海上走査に最適化されている。CW照射能力なし。
AN/APG-67 火器管制レーダー 当初は、F-20開発計画でF-5譲りの異常に細く尖った機首へ搭載する為に、専用で開発 された。その後、F-20計画が頓挫した後も、その寸法的優位から他機種で採用されている。当初からTWSモードを持ち、CW照射能力を有する為、BVR 戦闘が可能。メンテナンス性や扱い易さにも優れている。また、搭載する機種に応じてアンテナ面を換装する事も可能。EL/M-2032やグリフォFレー ダー等と同規模であり、市場を争っている。
AN/APG-68
原型 AN/APG-66の設計性能が余りに限定的だった為、計画の変容に合わせて改設計されたもの。優れた探知能力や多彩な動作モードの他、当初からCW照射能力を持ち、AIM-7及びAIM-120にに対応している。
v1
米空軍で、F-16C/Dブロック40から搭載が始まった改良型。初期モデルのBORAMから、EPROMに変更されている。
v2,3
輸出型。概ねv2が初期型、v3がv1に相当する。海外でF-16を運用するカスタマー向けに、計833セットが販売されている。
v5
米空軍のF-16C/D ブロック50より搭載された改良型。超高速集積回路を使った新しいPSPが採用されており、IDMも改良により高速化されている。
v7
v5の改良型。探知距離が若干延伸された他、受信機やプロセッサの変更によりコストダウンと信頼性の向上が図られている。米空軍他、韓国とシンガポールにも輸出されている。
v8
概ね、v7に相当する輸出型。エジプトとギリシャが発注。
v9
当初はvXMと呼称されていた。探知能力が30%向上、処理能力が5倍、記憶容量に至っては10倍に強化されている。また、分解能0.6mの合成開口レーダーモードが追加され、高精細な地上マッピングが可能。これにより、全天候で精密対地攻撃が可能。
米空軍他、8カ国が発注している。
AN/APG-69
火器管制レーダー AN/APQ-159から発展した小型レーダー。F-20計画でAPG-67と対峙したが敗 北、その上F-20計画は頓挫。その後、レーダーシステム単体で売り込み中。TWSモード等を備え、CW照射能力を持つ為AIM-7の運用も可能。対水上 モードも備え、一通りの能力を提供している。
AN/APG-70 火器管制レーダー AN/APG-63を再設計し、空対地モードを大幅に強化したもの。合成開口レーダー機能の追加等が行われている。F-15E用。
AN/APG-71
火器管制レーダー AN/AWG-9のアナログ回路を、デジタル回路に刷新したもの。AN/APG-70の技術がフィードバックされており、探知距離の大幅な延伸やクラッター対策等が主な改修点。
AN/APG-73
火器管制レーダー AN/APG-65に、AN/APG-70の技術をフィードバックした発展型。F/A-18E/Fや一部のF/A-18C/Dが搭載している。出力強化や信頼性の向上が図られているが、体積や重量の増大は最低限に抑えられている。
AN/APG-77
原型 F-22用に開発されたレーダー。AESA型アンテナであり、多モードは勿論のこと、被捕捉性の低減(逆探知対策)にも注意が払われている。
v1
高解像度合成開口レーダーモードを追加した、空対地走査能力向上型。グラウンドマッピングや、地上移動目標識別・追尾などが行える。
AN/APG-79
火器管制レーダー AN/APG-73をAESA化したもの。F/A-18E/F後期型から順次搭載されている。
電子攻撃能力(ECM)を持つ。
AN/APG-80
火器管制レーダー 旧称はAPG-68ABR。AN/APG-68(v)9の改良型で、AESA化されたもの。(v)9を更に上回る能力向上が図られている。UAEのF-16E/F ブロック60/62が、後期型から順次搭載予定。
AN/APG-81
火器管制レーダー AN/APG-77を参考にした、F-35用のAESAレーダー。空対空専用だったAPG-77と違い、当初から合成開口レーダーモードを持っている。また、APG-79のECM機能を引き継いだ上に、(条件は限られるが)電子回路自体に対する攻撃能力も付与されている。
AN/ARG-1 火器管制レーダー アルゼンチン空軍のA-4ARに搭載された、AN/APG-66(v)2の派生モデル。
J/AWG-12 火器管制レーダー 日本製。F-1支援戦闘機専用に開発された小型レーダー。独特のASMモードと呼ばれる対水上専用捜索モードを持つ。捜索距離は当時の小型レーダーとしては比較的長いが、クラッターの影響に弱く比較的目標を失探し易いとも言われている。
J/APG-1
火器管制レーダー 日本が開発した世界初のAESAレーダー(ソ連のMiG-31は世界初のパッシブ式だが、 日本は世界初のアクティブ式火器管制レーダー開発・配備国)。多目標同時追尾や対空・対水上同時捜索、遠距離艦船探知、高分解能グラウンドマッピング能 力、オフ・ボアサイト性など、配備当時としては破格の高性能を持つ。特に、水上艦の脅威度判定から個艦識別能力も持ち、ASM-2の運用と合わせてF-2 の対水上戦闘能力を高めている。但し、空対空ではBVR対応がAIM-7のみ。AIM-120やAAM-4は対応不能。
J/APG-2
火器管制レーダー J/APG-1のAAM-4搭載改修型。アンテナ面の改良等で、寸法を変えずに出力・探知距離を大幅向上させている。概ね、AN/APG-79を凌駕する性能を誇るが、電子攻撃能力は持たない。












RP-9 Sapfir
ソ連製。Su-9に搭載されるTsD-30レーダーの制式名称。
RP-21 Sapfir
原型 ソ連製。。MiG-21PF以降、全天候性能を狙って搭載された。また、一部のMiG-23初期型・輸出型等(ダウングレード版の23SやMS型)にも搭載された。
M
MiG-21PFMで搭載された改良型。SARH式のR-3Rミサイルを運用できるようになった。
MA
ワルシャワ条約機構向けの輸出型。
ML
外域国家向けのグローバル輸出モデル。
RP-22 Sapfir 火器管制レーダー MiG-21S以降のモデルで採用された、RP-21の総合能力向上型。
RP-23
Sapfir

D MiG-23戦闘機用に開発されたレーダー。前シリーズより大型化され、探知距離も大幅に延伸されている。また、限定的なルックダウン能力も持つ。当初からCW照射能力を持ち、R-23RミサイルによるBVR戦闘能力も有する。
D-sh
初期改良型。低空目標の探知やECCM能力を向上させた改良型。MiG-23Mの後期型から順次搭載開始。
E
ワルシャワ条約機構向けのMiG-23MF用に開発された、原型であるD型のマイナーチェンジ版。
ML
中期改良型。ECCM能力を更に強化され、レーダー本体の大幅な軽量化も図られている。探知距離もほぼ5割増、ルックアップ・ルックダウン能力を有している。
MLA
MLのアップグレード版。探知範囲や信頼性、ECCM性能を若干向上させた。
搭載機であるMiG-23MLAと共に、ワルシャワ条約機構向けの旧機体更新に用いられた後、外域各国へも輸出されている。
RP-25 Smerch
A1 MiG-25迎撃戦闘機用に開発されたレーダー。Tu-128大型迎撃戦闘機が搭載してい たSmerchレーダーを、小型化と大幅な発展により再設計したもの。CW波照射能力を有し、BVR戦闘が可能である。但し、搭載機が高高度迎撃機であ り、ルックダウン能力は持っていない。
A2
A1の信頼性向上を図ったモデル。
A3
A2の更なる総合能力向上型。
RP-25M
Sapfir
火器管制レーダー ベレンコ中尉亡命事件以後、MiG-25の後期型で採用されたレーダー。MiG-23用に 開発されていたSapfirレーダーの改良型を転用している。Smerch-A4で検討されていた限定的ルックダウン能力付与の代わりであり、MiG- 23が持っているルックアップ・ルックダウン能力がそのまま付与された形となる。
N-007
Zaslon

原型 世界初の航空機搭載型パッシブ式フェーズドアレイレーダー(PESA)。10目標を同時追跡しながら、4目標に対して攻撃可能。
A
Zaslonの能力が、スパイによってアメリカに漏洩したとの事件を受けて、ECCM能力の向上とデータリンク機能の追加が行われている。
N-019
原型 MiG-29用に開発されたコヒーレント型パルス・ドップラーレーダー。多モードレーダーであり、優秀な探知性能を誇る。完全なルックダウン・シュートダウン能力を持ち、同時に10目標を追跡可能。CW波照射能力でBVR戦闘も可能である。
EA
ワルシャワ条約機構向け。"SPモード"と呼ばれるレーダーモードが取り外されている。これは詳細不明だが、接敵時にECCM能力を高めるモードだと予想されている。
EB
グローバル輸出モデル。デジタルプロセッサが格下げされており、また"SPモード"も持たない。
M
Topazレーダー。原型の改良モデルであり、若干の軽量化と探知距離延伸、ECM抵抗、ソフトウェアの更新と解析能力の向上が図られている。ARH式のAAMにより、2目標を同時攻撃できる。
ME
N-019M Topazレーダーの外域輸出モデル。若干のダウングレードがされている。インド空軍のMiG-29が改修を受けて搭載。
M1
MiG-29SMT用に提案された、N-019MPレーダー計画に対して採用された別案。
10目標を追跡しながら、4目標に対して同時に攻撃できる。また、4つの格闘戦モードや高分解能モード、標的認識モード等を持つ。対地攻撃モードでは、合 成開口レーダーモードや移動目標検知モードがある。低コストで既存のMiG-29をアップグレードする目的で、現在売り込みが進められている。
N-010
Zhuk

M 原型となるZhukレーダーが、対応プランであるMiGー29M設計の頓挫となった後、MiG-29SMT向けに改良を進められたモデル。豊富な空対地モードを持ち、対水上モードも備えている。また、空対空モードでは5uの目標に対し120kmの距離で探知可能。10目標の同時追跡と4目標への同時攻撃能力を有している。
ME
Zhuk-Mの輸出仕様。インド向けのMiG-29で提案されている。
A/AE
Zhuk-M・MEのAESA型。ほぼ同程度の寸法で設計されている。30目標の同時追跡と6目標への同時交戦能力が特長。MiG-35向けではさらに能力が向上し、200kmの探知距離と60目標の同時追跡、超高解像度のグラウンドマッピング能力などを有する。
27
型式番号N-001。Su-27向けに改設計されたZhukレーダー。10目標を追跡し1 目標と交戦可能。原型のZhukレーダーより若干重量が増しているものの、5uの目標を130kmの距離から探知可能という性能を誇る。また、インド・中 国に輸出されたモデルでは同時2目標交戦可能と若干ながら能力が向上している。
MS/MSE
中国空軍向けのSU-30MKKに搭載される改良型。10目標の同時追跡と4目標の同時交戦能力を有する。また、5u大の目標に対する探知能力は、190kmまで検出距離が延伸。対地モードでも、Zhuk-Mに対して探知範囲が拡大されている。
N-011
Bars

M インド空軍のSu-30MKIが搭載するPESAレーダー。N-007 Zaslonの開発データが流用されている。複数目標の識別と高精度な機数の把握が可能。データリンクによるBVR戦闘能力の拡張等も行われており、空対 空モードでは15目標の同時追跡と4目標の同時攻撃が可能。空対地では合成開口モードによるグラウンドマッピング、移動目標追跡能力を有し、2目標を同時 追跡可能。
PH
中国海軍のSu-30MK2で採用されたタイプ。N-011Mと違い、その原型となった N-011の派生型で、パルス・ドップラー・レーダー。13目標を追跡し、4目標と同時交戦が可能。5つの対地攻撃モードと4つの対水上モードを持ち、空 対地モードではグラウンドマッピングや地形追従・回避モードがある。
B-004

Su-32/34が搭載するパッシブ・フェイズド・アレイ・レーダー。多モードで空対空能力も高いが、全体としては空対地に特化されており、合成開口モードによるグラウンドマッピングや地形追随モード等を有している。



ARI-5982
Blue Fox

原型
シーハリアーFRS.1向けに開発された。但し、原型はシーリンクス用のSeaspray レーダーで、これを戦闘機用に改装してCOTS化を図ったものである。中・高高度対空捜索と対水上捜索、グラウンドマッピングモードを備えている。ECM抵抗やクラッター回避機能も持っており、小型ながら能力はそこそこ。ただし、ルッ クダウン能力やTWS能力を持っていない。
B
プロセッサや受信機の性能を向上させた改良型。但し、Blue Fox-Bという名称は非公式であり、正式には同じ型とされている。
Mk.2
Blue vixenレーダーやCAPTORの開発途上で得られた技術をバックフィットした、大幅改良型。ECCM能力の付与・向上等が行われている。Blue vixenレーダーの完成をもって、BlueFoxは全て廃棄となった。その際の破壊は技術漏洩防止の為、念入りにかつ徹底的に行われたという。
ARI-50019
Blue Vixen

BlueFoxレーダーの後継として、シーハリアーFA.2用に開発された。全面的に設計 が刷新され、パルス・ドップラー方式を採用し、TWSが可能となった。CW波照射能力も持ち、AIM-120等のアクティブレーダー式ミサイルを運用でき る。また、ルックダウン・シュートダウン能力も付与されている。同時に28の対空目標を追尾可能となるなど、大幅に能力が向上。その為、対外的に提供され る事はなかった。
Blue Hawk

BlueVixenをベースに改設計された、小型軽量のレーダーシステム。
CAPTOR

BlueVixenの拡大発展型。ユーロファイター・タイフーン向けに開発された。TWS機能 により、同時に20の空中目標を追跡できる。また、周波数帯の拡大も図られ、BlueVixenが8〜10GHz帯までだったのに対し、最大20GHz帯 まで使用が可能となって、ECM抵抗が強化されている。
PSー37/A
AJ-37用にエリクソン社で開発されたレーダー。グラウンドマッピングや地形追従能力など、対地攻撃に最適化されている。また、RBS-15F空対艦ミサイルの運用も可能。
PSー46/A

対地攻撃型のAJ-37が装備するPS-37/Aレーダーを、防空戦闘機であるJA-37用に改設計したもの。
PS-05/A

BlueVixenを元にして、JAS-39用にSAAB社の協力のもと開発された。小型軽量・高信頼性・高出力と、この規模のレーダーとしては高い能力を誇る。
また、BlueVixenとの明確な相違点として、
戦術情報データリンク(TIDLS)が組み込まれており、TADIL-Jに参加する事が可能。
P-280X
Grifo

ASV
伊伯共同開発の攻撃機、AMX(A-1)用に開発されたバリアント。対地・水上捜索に最適化されており、対地・対水上目標に対するTWS機能を持つ。グラウンドマッピング、地形追従を備えており、簡易ながら空対空モードも持つ。
M/F/7
ASVモデルの拡大改良版。捜索範囲が拡がり、出力も向上している。Mはパキスタン空軍のMirageV/X向け、FはシンガポールのF-5S/T向けモデル、7はパキスタン空軍のF-7向けモデル。
EL/M-2032 火器管制レーダー IAI製の小型レーダー。ラビ戦闘機計画のデータを転用し開発された。細い機首に収める為、極めてコンパクトに設計されている。その為、ラビ計画が頓挫した後も国際市場で高い地位を獲得している。中距離用のダービーAAMと組み合わせる事で、BVR戦闘能力も有している。